トップページ 大人も楽しく♪ 料理創作ユニット・Gomaさんに聞く 「夏休みの自由研究」お手伝いの心得3カ条

大人も楽しく♪ 料理創作ユニット・Gomaさんに聞く
「夏休みの自由研究」お手伝いの心得3カ条

そろそろ夏休みも終盤。お子さんの自由研究ネタがまだ決まってない…とヤキモキしている方、「料理」をテーマにしてみませんか? 料理創作ユニット・Gomaさんに、お子さんと一緒に楽しく自由研究に取り組むコツを伺ってきました。ぜひ参考にしてみてください♪

料理は子どもにとって「楽しいイベント」になる

「料理って、とてもクリエイティブな作業。自由度が高くて、最終形も決まった形がありません。だからこそ、 子どもならではのセンス がものすごく活かされるんですよ」

そう語るのは、料理創作ユニット・Gomaの荒木美香さん。相棒の中村亮子さんと共に、雑誌『幼稚園』(小学館)の連載『Gomaと作ろう!おいしいてあそびおやつ』や、子どもと一緒に料理や雑貨を創るワークショップなどで、子どもたちの創作活動を間近で見ては日々感動しているそう。

「子どもたちの料理って、仕上がりが本当に良い感じになるんですよ(笑)。白玉団子を作っても、形がふぞろいで大きさもバラバラ。それがかえって無造作でかわいくて。色付けなんかも、計算してるわけじゃないのにとても素敵な風合いの色味を作ったり。 大人がやったら絶対にできない絶妙なバランス で魅せてくれるんです」(中村さん)

「それに、子どもたちって料理を通してすごくいろんなことを学ぶんです。料理を作れた!という達成感や、自分が作ったものをお父さんに食べさせたい、お友達にプレゼントしたいっていう、誰かに何かをしてあげることや喜んでもらえることのワクワクする気持ち。そういう “うれしい体験” がパワーになって、またやりたい!と意欲的にもなる。 料理をすること自体が、子どもにとっては一大イベント になるんですね。お出かけするより手軽で、学びもあるなんてお得ですよね(笑)。それに料理って再現性があるから、後日また作ってお手伝いしてくれたり、なんて特典もありますよ」(荒木さん)

Goma/荒木美香さん

Goma/荒木美香さん

そうした子どもの姿を見るのは大人にとっても楽しいもの。夏休みの自由研究に料理を選ぶことは「絶対オススメ!」と2人とも声をそろえて太鼓判を押します。でも、子どもに料理を教えるのって大変そう。ついつい「あー違う違う!そうじゃないよー」などと、アレコレ手を出してしまいそうな予感も……。そこで、大人も一緒に楽しみながら料理の自由研究に取り組むための“3つの心得”をGomaのお2人にレクチャーしてもらいました♪

【心得その1】大人視点の“完成図”を押し付けない

「キットで作る工作なんかと違って、 料理には正解の完成図はないし、だからこそ失敗も存在しません。 もちろん料理を作るにあたって、基本的な工程や手順は大人が提案して教えてあげなければなりませんが、作る作業は子どもの自由にさせていいんです。想定外のやり方をしていても、『いいじゃん、コレ〜』と声掛けして放任。これがGomaの基本スタイルです(笑)」(荒木さん)

「自分たちが 思いもよらない作品に仕上がったほうが楽しい ですよ(笑)。大人が思う正しいものや見本通りに作り上げることを目的にせず、子どもが自分で考えて、イメージを膨らませていく過程を、一緒に楽しむ気持ちでやるといいと思います」(中村さん)

Goma/中村亮子さん

Goma/中村亮子さん

なるほど、算数の勉強などと違って答えは1つじゃない! まずはゴールじゃなくて、過程を楽しむスタンスで臨むことが大事なんですね。

【心得その2】「買い出し」から「片付け」までが自由研究

「せっかくの“イベント”ですから、料理をするところだけでなく、その前の 買い出しから子ども主導 でやらせてみてください。お買い物メモを作って、スーパーで買い物かごを持たせて。もちろん作った後、食べて、片付けするところまでが自由研究です」(荒木さん)

「子どもって不思議と、自分が作ったものはキライな食材でも喜んで食べます。普段は作ってもらって、食べさせてもらうばかりだけれど、 自分が作る側・食べさせる側に回って、普段親がやっている作業をすべてやってみる のも、子どもにとって良い経験になりますよ」(中村さん)

つい料理の工程ばかりに目が向きがちですが、確かに“初めてのおつかい”も合わせて経験させると、自由研究のレポート内容も充実しそうです♪

Gomaさんの著書

図書館で取り扱っていることも多い、Gomaさんの著書 『かんたん☆かわいい♡ だいすきクッキング』(あかね書房) には、子どもがワクワクするようなレシピが満載。自由研究で何を作るか迷ったら、ぜひチェックを♪

【心得その3】子どもと親、それぞれ“自分の作品”を作る

「私たちのワークショップでもよくやるんですが、親御さんは親御さんの作品、お子さんはお子さんの作品をそれぞれ作りながら、一緒に工程を楽しむのがオススメです。子どもの作業を手伝って一緒に作品を作ろうとすると、つい『そうじゃないよ、こうやって』などと口を出したくなっちゃいますが、それぞれ自分の作品を作っていると、見せ合いっこしたり、うまい具合に 子どもの競争心に火を付ける こともできます」(中村さん)

「意外と親の方が凝り始めちゃったり、 大人も童心に返れて楽しい んですよね(笑)」(荒木さん)

盲点でした。別々にひと作品ずつ作れば、確かに余計な手出しも口出しもせずにすみそう! 一緒に料理を楽しむ最大のポイントはココにありそうです。

夏休み最後の駆け込みで、今から自由研究に取り掛かろうとしているご家庭はぜひお試しくださいね。素敵な夏休みの思い出がつくれますように♪

  • 料理ユニット GOMA

    荒木美香、中村亮子からなる料理創作ユニット。「食」をテーマにジャンルや物事にとらわれることない自由で新しい創作活動を目指し、フード提案から雑貨のデザイン&製作、イラストまで全て自分たちでこなす。現在は雑誌、単行本、webなどでの媒体での作品発表、広告ビジュアルの製作から国内外でのものづくりワークショップ開催など多彩なフィールドで活動中。現在は雑誌『幼稚園』(小学館)にて「Gomaと作ろう!おいしいてあそびおやつ』連載中。著書に『Gomaのゆかいなこども雑貨』(文化出版局)、レシピ付き絵本『へんてこパンやさん』シリーズなど多数。

    http://www.gommette.com