トップページ 自分へのご褒美に、自分のためだけに作る料理「深夜のひとりじめ飯」はいかが?

自分へのご褒美に、自分のためだけに作る料理「深夜のひとりじめ飯」はいかが?

色鮮やかでスタイリッシュなケータリングが話題のフードデザイナー・細川芙美さん。そんな細川さんが提案するのが、日々仕事や家庭に奮闘する自分のためにご褒美として料理を作って味わう「ひとりじめ飯」。最近では「#深夜のひとりじめ飯」と題した台本なし、レシピなしの等身大のインスタ料理ライブが人気を博しています。料理のプロとして活躍しながら、レシピに縛られない料理の自由さを伝える細川さんに、毎日の料理作りのストレスから解放されるための体験とコツを伺ってきました。

誰かのために料理を作り続けることの大変さ

普段はフードデザイナーとしてケータリングの仕事をしているので、お客様のために料理を作ることが多いんです。待っていてくださる方を喜ばせたい!、美味しいと思ってもらいたい!と試行錯誤を重ねながら料理をしています。

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細川さんの Instagram にはオシャレで美味しそうな料理の写真が並ぶ

充実している半面、そんな走り続ける日々に疲れてしまうこともあって。自分にご褒美をあげようと思って始めたのが「ひとりじめ飯」でした。もともとご褒美をあげがちな性格なんです(笑)。物欲を満たすご褒美も好きではあるんですが、買ったらすぐご褒美感が終わっちゃう。もう少し長く幸福感を味わえるご褒美は何かなと考えた時に浮かんだのが「自分のために料理して食べる」という普段の延長線上にあるご褒美でした。

食べるだけじゃない、自分に贈る贅沢な時間

メニューを決めて、材料を買って、調理して、食べる。普段ならストレスを感じるルーティーンが、いざご褒美となると視点が180度変わったんです。いつもは買えない高級スーパーでの1人分の食材選びから、レシピを無視した自分好みの調理、食べている時の喜びや、食後にじんわりとやってくる幸福感。食べるだけじゃない、準備を含めたストーリーを自分へのご褒美にすることで忙しいスパイラルから抜け出して、普段の自分と別人になれた気がしたんです

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その時の自分に寄り添ってご褒美を考えてみる

ひとりじめ飯をするのにおすすめな時間帯は深夜。外部との接触がない時間なので、誰にも邪魔されずに1日を振り返りながら自分と向きあうことができますよ!ご褒美なので深夜であっても気にせず食べたいものを食べましょう。罪悪感があればあるほどご褒美感が増すので、普段にはない醍醐味を味わえますよ。

断然におすすめなのが高カロリーなメニュー(笑)!ご飯の上に、パスタ、揚げ物を乗せてみたり、追いバターや生クリームを1パック投入して尋常じゃない濃厚さにしてみたり。普段ならNGなことをここぞとばかりに解禁。

一番印象に残っているひとりじめ飯はナポリタンのチーズかけですかね。お砂糖とみりんを煮詰めて甘く味付けして、具のウインナーもいつもより多め。最後は粉チーズじゃなくて、パルミジャーノチーズをしこたまかける!最高に美味しかったですね。

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これがその時のナポリタン。

高カロリーだと罪悪感があるのでご褒美におすすめではありますが、特にメニューに決まりはありません。自分を立て直したいなと思ったら野菜を贅沢に使ってヘルシーにしたり、泣きたい気持ちであればそれに合わせて汁物多めにしてみたり…。お客様である自分に寄り添ってメニューを考える、そんな時間も贅沢ですよね。

私は最近、ご褒美をあげすぎてちょっと金欠気味になってきちゃって(笑)。深夜だけじゃなく、早朝に玄米を炊くという健康的なひとりじめ飯も始めました!

レシピにとらわれずアレンジする楽しさ

最近はそんな深夜のひとりじめ飯作りをInstagramでライブ配信しているんです。いきあたりばったりのご褒美ご飯なので、全くのノープラン!最初は視聴者の方からレシピについて質問があったのですが、感覚的でざっくりしすぎた進行からか、最近はレシピについての質問は減ってきました(笑)。その代わりに「あの時の食材を代用して作ってみました」などアレンジしたコメントをいただくと私自身も新たな刺激をもらえて嬉しくなります。

たまにはちょっと自分を甘やかして、料理というクリエイティブな作業を、自分のためだけにカジュアルに楽しんでみませんか? 料理が自分を幸せにしてくれる大きなパワーを持っていることに、改めて気付かされる喜びを感じてみてほしいなと思います!

  • 細川 芙美

    フードデザイナー

    調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。
    「collection humi hosokawa」として、cateringとobentoを中心に活動。
    4月より代官山にアトリエを構え、同建物にある石垣島の食材を使った
    アンテナレストラン「離島24°」のメニューも監修。
    女性誌やファッションブランドなどの撮影現場から注文が多く入るお弁当は、
    月替わりではなく12星座で替わる星替わり弁当などユニークなテーマ性が支持されている。