トップページ イベントレポート! 〈MilK JAPON〉 × 〈Cookpad Do!〉 おいしいおはなしワークショップ#2 〜読んで作って食べよう!〜

イベントレポート!
〈MilK JAPON〉 × 〈Cookpad Do!〉 おいしいおはなしワークショップ#2 〜読んで作って食べよう!〜

Cookpad Do!では、サービスリリースを記念して「料理をもっと楽しもう」をコンセプトにしたイベント「MOTTO」を開催中。今回は12月9日(日)に行った〈MilK JAPON〉 × 〈Cookpad Do!〉 おいしいおはなしワークショップ〜読んで作って食べよう!〜の模様をお届けします。

元気なこどもたちが次々と会場へ。

〈MilK JAPON〉 × 〈Cookpad Do!〉おいしいおはなしワークショップは、「朗読」とそのおはなしに登場したおいしいものをつくる「料理」の2つの体験から、おはなしの世界を楽しむもの。今回は2回目の開催となりました。前回参加したこどもも、はじめてのこどもも、待ちきれない様子で会場に入ってきます。

今日の作品は、宮沢賢治の『狼森、笊森、盗森』です。「宮沢賢治の作品を読んだことあるかな?」という問いかけに対して、「あるよー!」という元気な回答が。『注文の多い料理店』の名前を挙げてくれるこどももいました。小学生にも馴染みのある宮沢賢治作品ですが、『狼森、笊森、盗森』ははじめて読むというこどもたちが多かったようです。

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朗読のはじまり、はじまり

前回に引き続き朗読を担当してくれたのは、千田美智子さん。元気なこどもたちとみんなで「はじまるよ」の手遊び歌を歌って、イベントがはじまりました。大きな声で歌っていたこどもたちも、お話がはじまるとその世界へと引き込まれていきます。

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会場には、作品に出てくるそれぞれの森をかたどったオブジェが用意され、美智子さんはそれらを使いながら、朗読を進めます。視覚的な情報が入ることで、小さなこどもにも世界が想像しやすくなり、みんな静かに聴き入っていました。

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『狼森、笊森、盗森』の舞台は岩手県の森。話し言葉は岩手県の方言で書かれています。宮城県出身の美智子さんは、岩手弁も器用に操ります。臨場感たっぷりの朗読に、こどもたちは釘付けになっていました。

みんなで作る粟餅のおはぎ

自然と人間が共存する、宮沢賢治らしい不思議なお話し。この作品に何度も登場する食べ物は「粟餅」です。森へのお礼として人間が作ったり、粟餅を食べたい山男が騒ぎを起こしたりと、山と人間をつなぐ大事な食べ物です。今日は粟餅にゴマや、きなこでお化粧して粟餅のおはぎを作ります。

まずはきなこの準備から。きなこにお塩とお砂糖を入れてよく混ぜます。
できたら四角いガラスの器に入れましょう。

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次はゴマをすり鉢にいれて、すりこぎですります。ひとりがすり鉢を抑え、もう一人がすりこぎをぐるぐる回します。数を数えながら、仲良く交代でゴマをすります。漂ってくるゴマの良い香りに「いいにおい!」とおもわず叫ぶこどもも。細かくすりつぶすのがポイントです。お塩とお砂糖をいれて、また混ぜます。力を合わせて頑張りました。

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あんこはくるくると小さく丸めます。

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粟ともち米を炊いて、お餅を作ります。すりこぎにお餅を入れ、今度はぐるぐると回すのではなく、どんどんと叩くようにお持ちをつきます。お米を全部潰さないのが美味しく仕上げるコツですよ。

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お餅をついたら、今度は丸くします。あんこを包んでラップでねじねじ。そこにゴマをかけたら……。
美味しそうなおはぎになりました。

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あんこをのせたお餅、きな粉をまぶしたお餅、ゴマをまぶしたお餅、3種類を作ったら、4つめは好きなお餅を作りましょう。

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「お母さんの好きなゴマにしよう」という優しい声や、「ゴマときな粉を半物ずつかけてみよう」というチャレンジャーも。こどもたちは自由な発想でおはぎを作りました。

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美味しそうなおはぎのできあがり!

いよいよお待ちかねのお茶の時間。あたたかいお茶を入れて、家族と一緒に食べましょう。
お話しのなかで、森のみんなも大好きだった粟餅。参加者のみなさんも家族やお友達と美味しい楽しい時間を過ごしました。

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普段あまり料理をしないというこどもも、とっても楽しかったとにっこり。「お正月には、またおはぎを作っておじいちゃん、おばあちゃんにも食べさせてたい」と言っていました。

名作に触れ、そこに登場する料理を自分たちで作ってみる。こどもの好奇心を満たすとっても楽しいイベントになりました。

Text:宮原 沙紀

  • 企画・料理:本とごちそう研究室

    本好きの子供時代を経て編集者になり出版や広告の世界で働く編集者・川瀬佐千子と、デザイナーを経て料理の世界に飛び込み中目黒の飲み食い処「のひのひ」を営む料理人・やまさききよえのユニット。MilK JAPON WEBで「おいしいおはなし」を2016年から連載中。

  • 朗読:千田美智子

    女優。文学座に所属し、舞台を中心に、テレビやラジオドラマなどにも出演。朗読劇への出演をきっかけに、その魅力に引き込まれ、子供向けにも大人向けにも朗読イベントを展開中。今回は、「本とごちそうと」のゲストメンバーとして、朗読を担当する。